ボディが大きく背が高いミニバンの洗車に悩まれている方やは多いと思います。
これまで、4台のミニバンを所有してきた私も、隅々までキレイに洗うのに苦労しました。
そこでこの記事では、15年以上様々な車を洗車した経験を持ち、かつ現役ミニバンオーナーである私が、ミニバンを洗車する際の困りポイントとそれを解消するコツを徹底解説。
ミニバン特有の大きなボディや高い屋根、スライドドアをどう洗うかや、洗車機を活用するといった負担軽減策まで、私の実体験も踏まえて紹介します。
基本的な洗車方法、車の正しい洗い方から知りたい方は、以下の記事で詳しく解説しています。
まずはそちらをご覧ください。
>> 車の正しい洗い方・洗車方法を徹底解説
この記事を読めば、ミニバンの洗車に対するハードルが下がり、愛車をピカピカに保つヒントが見つかります!
ミニバンの洗車で困るポイント
ミニバンオーナーが、洗車で「大変だな…」と感じるポイントは次の通りです。
ミニバンは広い室内空間を実現するため、屋根が高く作られています。
コンパクトサイズなミニバンでも170cm、その上のクラスになると2m近くあります。そのため、脚立などの道具なしでは、屋根全体に手が届きません。
また、3列シート使用の車種が多く、車の全長も長いです。
そのため、背が高く全長も長いことから、ボディの面積が広いため、洗う範囲も広くなり作業時間が長くなります。
他にも、ミニバン特有のスライドドアは、レールや隙間に砂やホコリが溜まりやすく洗いにくい場所です。
これらのミニバン特有の困りポイントを知っておくことで、効率的な洗車方法を考えるヒントになります。
ミニバン洗車の困りポイントを解消するコツ

ミニバンの洗車で困るポイントを解消する道具選びや洗い方のコツを、私の経験も踏まえてご紹介します。
ミニバンの洗車に必要な道具と選び方
ミニバンの洗車では、ボディの大きさや広い面積を効率よく作業するための道具がポイントとなります。
ここでは、ミニバンで特に重要な道具に絞って紹介します。
基本的な洗車道具はの選び方を知りたい方は、以下の記事で解説していますので、こちらを参考にしてください。
>> 基本的な洗車道具の選び方
脚立
ルーフの洗車・拭き上げには脚立が必須です。
安全かつ効率的に作業するため、次の点に注意して選びましょう
脚立の高さは、乗った時おへそがルーフと同じくらいになるくらいが作業効率が良いです。
ミニバンはルーフの面積が広いため、天板の広い足場タイプの脚立を選択すると、脚立への上り下りが減らせるだけでなく、足元が安定して安全に作業できます。
高さ:70 〜 90cm前後
天板サイズ:50cm 〜 100cm

小さい脚立を使用していた時は、落ちそうになったり、何回も登り降りして終わる頃にはヘトヘトでした。
大判の拭き上げクロス
広い面積を効率よく拭くために、吸水性の高い大判クロスを用意するのがおすすめです。
マイクロファイバーやセーム皮といった、柔らかく吸水性の高い素材のクロスがおすすめ。
40cm × 40cm以上の大判のクロスを選び、可能であれば2〜3枚用意しておくと、クロスを絞る回数が減り、拭き上げの時間を大幅に短縮できます。

私は、大判のクロスに変えたことで、30分以上かけていた拭き上げ時間が15分ほどに短縮されました
おすすめの拭き上げクロスは以下の記事で詳しく解説しています。
>> おすすめの拭き上げクロス5選択
背の高い屋根(ルーフ)の洗い方・拭き方のコツ
ミニバン洗車の最大のポイントはルーフです。
脚立は、ルーフの中心と脚立の中心が一致するところを目安に置きます。
一度に全体を洗うことは難しいため、右側のルーフと左側のルーフに分けて、2回で洗いましょう。
脚立が小さく、ルーフの前と後ろを一度に洗えない場合は、前と後ろを分け、左右(2回)と前後(2回)で、合わせて合計4回に分けて洗うようにしましょう。
拭き上げは、大判のクロスをいっぱいに広げ、引いて水を吸い取るように拭くと、少ない回数で一気に拭き上げることができます。


どちらもポイントは、脚立の上り下りの回数を減らすこと!
ただし、無理な体勢は避け、安全第一です!
広いボディ側面・後部の洗い方・拭き方のコツ
広い面積を洗うには時間がかかります。その際に注意したいのが、シャンプーが乾いてしまうことです。
シャンプーが乾くと汚れの再固着やシミの原因となるため、次の点に注意して作業します。
ミニバンはとにかくボディの面積が広いです。
ルーフを洗ったら流す、右側面を洗ったら流す、といったようにパーツやエリアを区切って、シャンプーが乾く前にすすぐようにしましょう。
拭き上げは、窓拭きのようにクロスを左右に動かして拭くのではなく、できるだけクロスを広げ、引いて水を吸い取るように拭き上げます。

窓拭きの要領で拭くと、細かい水滴が残ってなかなか終わりません…
スライドドアの隙間の洗い方
ミニバンの洗車で特に厄介なのが、スライドドアのレールや隙間に溜まる砂やホコリです。
しかも、室内空間と隣接しているため、水を使って丸洗いすることができません。
隙間用にクロスを用意し、水を含ませて優しく拭いてあげるのがおすすめです。
無理をしない!洗車機も活用する方法と注意点

手洗いでの洗車が大変なミニバンオーナーも多いと思います。洗車機を活用するのも有効な選択肢です。
洗車機を活用する際は、次のポイントに注意してください。
利用する洗車機のサイズ制限を事前に確認しましょう。一般的な洗車機のサイズ制限は、長さ5.2m以内、幅2.3m以内、高さ2.3m以内となっています。
誘導パイプ(洗車機に車を正確に進入させるためのガイド)がある場合は注意が必要です。
車種によっては、車幅と誘導パイプの幅がギリギリの場合があります。タイヤやホイールに接触して、傷がつかないよう注意してください。

誘導パイプに乗り上げてヒヤッとしたことも
洗車機は乾燥不足で水滴が残りやすく、細かい汚れも落ちにくいという注意点があります。洗車後は、シミを防ぐための拭き上げと、汚れ残りの確認・部分洗いを忘れずに行いましょう。
最近の洗車機は性能が向上しており、国産ミニバンであれば比較的対応しやすいです。
私は、忙しい時には洗車機を積極的に活用し、その後に手で拭き上げや部分洗いをするようにしています。
時間がない!洗車を続ける工夫と時短術
ミニバンオーナーの多くは育児をされている方だと思います。
仕事や家事、育児に追われ、洗車する時間がないと悩まれているのではないでしょうか?

私も3児の育児中のため、洗車時間の確保に苦労しています…
時間がないと思っても、ちょっとした工夫で愛車をキレイに保つことができます!
大切なのは「完璧を目指しすぎない」ことです!
アイデア次第で気軽に洗車をすることができます。
詳しくは以下の記事で解説しています。ぜひ合わせてご覧ください。
洗車をマスターして快適なミニバンライフを!
ミニバンの洗車には特有の難しさがあります。ですが、適切な道具や方法、工夫を知っていれば、効率よくキレイにすることができます。
脚立
高さ:100cm前後 / 天板サイズ:50cm 〜 100cm
大判の拭き上げクロス
柔らかく吸水性の高い素材 / サイズ:40cm × 40cm以上
ミニバンの洗車は大変だと感じることもあるかと思いますが、正しい方法と工夫を知っていれば、決して難しいことではありません。
この記事を参考に、ぜひあなたに合った方法を見つけて、愛車をいつもピカピカに保ち、快適なミニバンライフを楽しんでください!