アルファードはどう洗う?現役ミニバンオーナーが最適な洗車方法と注意点を解説

洗車
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  • アルファードの洗車は大変そう
  • 洗車機を使いたいけど傷が心配…
  • そもそも洗車機に入るの?

高級ミニバンとして人気のアルファードですが、車体が大きく自分で洗車するのは少々大変です。特に、人気のブラックは、小さな傷も目立ちやすいので余計に気を遣います。

この記事では、15年以上様々な車、特に大きなミニバンの洗車経験も豊富な現役ミニバンオーナーである私が、アルファードオーナーが抱える洗車の悩みを解消する方法を徹底解説します。

この記事を読めば、大切なアルファードを傷つけずにキレイに洗う洗車のコツや、洗車機のサイズ制限や傷に対する不安、黒など特定のカラーの洗車方法まで、アルファードオーナーが知りたい洗車のポイントがわかります。

ちょっとしたポイントを押さえれば、手洗いでも洗車機でも安心して洗車をすることができます。

最悪なのは、気にしすぎて洗車をしないことです

大切なアルファードを長くキレイに保ちたい方は、ぜひ最後まで読んで実践してください。

アルファード洗車で困るポイント

アルファードの洗車が大変だと感じるポイントはいくつかあります。

  • 大きな車体サイズ(高さ・面積)
  • 高級車ゆえの傷つけたくないという意識
  • 洗車機のサイズ制限や傷のリスク

2025年5月、執筆時点の現行モデル(40系)を元に、解説していきます。

大きな車体サイズによる洗車の大変さ

現行アルファードの車体サイズは、以下の通りです。

全長:4,995 mm(約5m)
全幅:1,850 mm(約1.9m)
全高:1,935-1,945 mm(約2m)

全高が約2mと、成人男性でもルーフ(屋根)全体に手が届かず、脚立なしでは全体を洗ったり拭き上げたりすることは困難です。

ボディ全体の面積も広いため、他の車種と比べると、洗車にかかる時間と労力が圧倒的に多いです

「傷つけたくない」という意識

現行アルファードは、最も安いグレードでも、乗り出し価格が600万円前後と、高級車に部類されます。

よって、オーナーとしては当然「傷をつけずにキレイに保ちたい」という意識が強いはずです。

このため、洗車方法や使う道具に対して慎重になり、自分でも洗車に踏み切れない場合があります。

特にブラックの洗車には気を使う

現行アルファードは、「プラチナホワイトパールマイカ」「ブラック」「プレシャスレオブロンド」の3色展開です。

ブラックは人気が高いですが、車好きの間ではメンテナンスが大変で有名な『202ブラック』です。(「202」はカラーコード)

私も202ブラックのヴォクシーを保有していましたが、とにかく傷がつきやすく、水垢も目立ちやすいため、洗車も細心の注意が必要となり、難易度が高いカラーです。

洗車機ギリギリ!サイズ制限と洗車傷への不安

一般的な洗車機のサイズ制限は、長さ5.2m以内、幅2.3m以内、高さ2.3m以内となっています。

アルファードは洗車機のサイズ制限ギリギリのため、洗車機の使用に慣れていないオーナーの中には、「洗車機は使用できないのでは?」と考える方がいるようです。

また、洗車機は傷がつくイメージが強く、洗車傷の不安を抱えるオーナーさんは多いです。

これらのアルファード特有の困りポイントを知っておくことで、効率的な洗車方法を考えるヒントになります。

ミニバンに共通する洗車の困りごとと解消するコツは、以下の記事で詳しく解説しています。
こちらもを参考にしてください。
>> ミニバンの洗車方法と注意点

脚立は必須!アルファードの洗車道具

アルファードを洗車する場合、手洗い・洗車機に関わらず、脚立と大判の拭き上げクロスを用意することをおすすめします。

洗車に必要な道具の選び方は、以下の記事で詳しく解説しています。
>> 必須の洗車道具5選と選び方

特に、脚立がないとルーフ全体を安全に洗うことは難しいです。

拭き上げクロスもできるだけ大判のサイズを選び、可能であれば2、3枚用意するのがおすすめです。

選び方の目安

脚立
 高さ:70 〜 90cm前後 / 天板サイズ:50cm 〜 100cm
 ※高さの目安:乗った時におへそとルーフが同じくらいになる高さ

大判の拭き上げクロス
 柔らかく吸水性の高い素材 / サイズ:50cm × 50cm以上を推奨

過去、小回り重視でコンパクトな脚立を使用していましたが、何回も登り降りする必要があり、洗車が終わるころにはヘトヘトでした。

小回りは効きませんが、天板サイズの大きな脚立を使用した方が、負担は少ないです。

拭き上げクロスも、最初はケチって小さなものを使っており、拭き上げ1時間かけていました。大判のクロスに変えてからは、15分程度で終えられるようになり、作業時間が4分の1に短縮されました。

拭き上げクロスの選び方やおすすめ製品はこちらの記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
>> おすすめの拭き上げクロス5選択

手洗い洗車の方法と注意点

手洗い洗車の基本は以下の記事で詳しく解説していますので、ここではアルファード洗車に特化したコツをご紹介します。
>> 手洗い洗車の基本はこちら

手洗い洗車の基本手順
  • ラベル
    予洗い

    たっぷりの水で、大きな砂やホコリを洗い流す

  • ラベル
    カーシャンプーで洗う

    シャンプーをしっかり泡だて、なでるように優しく洗う

  • ラベル
    カーシャンプーを流す

    すすぎ残しがないよう、細かい部分もしっかり流す

  • ラベル
    拭き上げ

    クロスで吸い取るように優しく拭き、細かい部分も水滴が残らないよう丁寧に

  • ラベル
    仕上げ

    必要に応じて、ワークスやコーティング、車内清掃を行う

アルファードは、一般的なミニバンの洗車方法に加え、以下のポイントに注意しましょう。

  • シャンプーが乾かないよう、パーツごとに洗う
  • フロントグリルなど形が複雑な箇所も丁寧に洗う

アルファードは、ミニバンの中でも特にボディの面積が広いです。

そのため、車全体を洗っているうちに、シャンプーが乾いてしまうことが多いです。

シャンプー乾くと、汚れの再固着やシミの原因となるため、ルーフやドア、ボンネットなど、パーツごとに分けてシャンプーとすすぎを行うようにしましょう。

また、アルファードはデザイン性が高い分、フロントグリルなどの隙間が多く、洗い残しやシャンプーのすすぎ残しが発生しやすいです。

細かい部分に洗い残しやすすぎ残しがないかを確認した上で、拭き上げも丁寧に行ってください。

洗車機を賢く活用!使う際の注意点

アルファードで洗車機使用することは可能です。

手洗いが難しい場合は、洗車機を活用するのも有効な選択肢ですので、次の点に注意して活用しましょう。

  • 洗車機のサイズ制限
  • 洗車傷のリスク
  • 誘導パイプ(ガイド)と死角
  • 洗車後の細かいケア

洗車機のサイズ制限

一般的な洗車機のサイズ制限は、長さ5.2m以内、幅2.3m以内、高さ2.3m以内であるため、アルファードで洗車機を使用することは可能です。

ただし、古いタイプの場合、制限サイズが通常より小さい場合もあるため、事前に洗車機の注意書きや設置している施設に確認しましょう。

アドバイス

車幅は特に注意ポイントです。
洗車機の制限 2.3m以内に対し、アルファードは1.9mほどあり、左右はそれぞれ20cm(スマホの長さ)程度しか余裕がありません

ドアミラーが洗車機に接触しないよう、洗車機の中央に車体を入れるよう慎重に操作してください。

洗車傷のリスク

最近の洗車機は、「布」や「スポンジ」など柔らかい素材のブラシを採用しており、傷がつきにくくなっています。

ですが、少なからず洗車機による傷はついてしまいますので、このリスクを理解しておく必要があります。

ニコパパ
ニコパパ

現在の愛車(濃紺)も、2,3回洗車機を利用しましたが、晴れた日には薄っすらと洗車傷が見えます…

洗車機による傷で最も多いのが、付着している砂やホコリによるものです。

洗車機では、最初に高圧の水で予洗いする工程があります。ですが、汚れが多くついている場合は落としきれない可能性が高いです。

特に汚れがひどい場合は、備え付けの高圧洗浄機や手洗い洗車スペースの洗車ガンなどで、事前に予洗いします。これにより、洗車機による傷のリスクを最小限にできます。

アドバイス

車は道路を走ったり、出先で駐車場に停めたりと、飛び石などの飛来物や他者の接触による傷のリスクに常にさらされています
こうした傷のリスクを完璧に防ぐことは不可能であり、「いつかは傷がつくもの」と考えることも大切です。

その中で、コーティングで傷のリスクを減らすことや、定期的に磨いて傷を無くすメンテナンスなど、事前に対策・計画することが重要だと考えています。

誘導パイプ(ガイド)と死角

洗車機に車を入れる際、誘導パイプ(ガイド)にも注意してください。

誘導パイプは制限サイズより狭い場合もあります。特に、死角になりやすい助手席側などは、接触しないよう慎重に進むようにしましょう。

ニコパパ
ニコパパ

以前、誘導パイプがよく見えず乗り上げてヒヤッとした経験があります。

誘導パイプに接触してホイールが傷ついた…」なんてことにならないように注意しましょう。

洗車後のケア

洗車機だけでは細かい部分の汚れや水滴が残ることが多いです。

洗車後は、洗車場の拭き上げスペースでボディ全体の水分を丁寧に拭き取り、洗い残しがないか確認しましょう。

アルファードは、グリル形状が複雑であったり、スライドレールやサンルーフがあり、汚れが残りやすいです。

この洗車機後の拭き上げを丁寧に行うことで、シミや水垢を防ぎ、洗車傷も早期に発見し対策を行うことができます。

ブラックを洗車する際の注意点

ブラックを洗車する際の注意点は次の通りです。

  • 手洗いで丁寧に洗車する
  • 2週間に1度は洗車する
  • 曇りや早朝・夜間など、涼しいタイミングで洗車をする
  • 洗車機を使用する場合は必ず予洗いをする

ブラックは、洗車傷がつきやすく、汚れも固着しやすいです。

過去、202ブラックのヴォクシーを所有していた私の経験から、2週間に1度は手洗いで洗車することを推奨します。

ブラックは、ボディの温度が高くなりやすく、シャンプーや水分も乾きやすいです。
曇りの日や、日差しが弱い早朝・夜間などの涼しい時間帯に洗車をするのがおすすめです。(手洗い・洗車機問わず)

それでも、夏場は温度が高くなりやすいため、パーツごとに分けて、シャンプーとすすぎを行うなど、乾かないよう対策をしましょう。

手洗いが難しく洗車機を使用する場合は、洗車機による傷のリスクを理解した上で、予洗いを徹底して行い、コーティングを施工するなどの対策も検討しましょう。

これらの注意点を守れば、ブラックのアルファードでも美しい輝きを長く保つことができます!

コーティングで汚れや傷を最小限に

コーティングには、洗車による傷のリスクを軽減する効果や、汚れの固着を防いだり、ボディの塗装を保護する効果があります。

洗車やコーティングの定期的なメンテナンスは必要ですが、洗車や傷に対するリスク軽減効果は大きいため、施工も検討してみると良いでしょう。

コーティングの必要性については、以下の記事で詳しく解説しています。
>>コーティングの必要性

洗車をマスターしてアルファードを長くキレイに

アルファードオーナーが直面する、洗車での困りポイントとその解決策を解説しました。

アルファードを洗車する上で、理解しておくべき主なポイントは次の4つです。

  • 大きな車体を効率よく洗車するため、脚立や大判のクロスを用意する
  • 手洗い洗車は、シャンプーや水分の乾きに注意し、パーツごとに洗う
  • 洗車機のリスクと注意点を理解し、賢く活用する
  • コーティングや傷の補修など、事前に対策・計画をしておく

洗車傷などを気にしすぎるあまり、洗車そのものをためらってしまうことは避けたいことです。

大切なアルファードをこまめに洗車することは、キレイに保つだけでなく、きっと愛車への愛着も深めることができると思います。

大変だと感じることもあるかもしれませんが、ぜひこの記事を参考に、あなたに合った方法を見つけて実践してみてください。

基本的な洗車方法、車の正しい洗い方から知りたい方は、以下の記事で詳しく解説しています。
こちらも参考にしてください。
>> 車の正しい洗い方・洗車方法を徹底解説

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