ファミリーカーとして人気のノア/ヴォクシーですが、車体が大きく洗車をするのが少々大変です。特に、人気のブラックは、小さな傷も目立ちやすいので余計に気をつかいます。
この記事では、元ヴォクシーのオーナーであり15年以上様々な車を洗車してきた私が、ノア/ヴォクシーの洗車の悩みを解消する方法を徹底解説します。
この記事を読めば、大切な愛車を傷つけずにキレイに洗うコツをはじめ、洗車機のサイズ制限や傷に対する不安、傷の目立つブラックの洗車方法まで、オーナーが知りたい洗車のポイントがわかります。
ちょっとしたポイントを押さえれば、手洗いでも洗車機でも安心して洗車することができます。
大切な愛車を長くキレイに保ちたい方は、ぜひ最後まで読んで実践してください。
ノア/ヴォクシーの洗車で困るポイント

ノア/ヴォクシーの洗車で大変だと感じるポイントはいくつかあります。
2025年5月、執筆時点の現行モデル(90系)をもとに解説していきます。
大きな車体サイズによる洗車の大変さ
現行ノア/ヴォクシーの車体サイズは以下の通りです。
全長:4,695 mm(約4.7m)
全幅:1,730 mm(約1.7m)
全高:1,895mm – 1,925 mm(約1.9m)
全高が約1.7mのため成人男性でもルーフ(屋根)全体に手が届かず、脚立なしでは全体を洗ったり拭き上げたりすることは困難です。
ボディ全体の面積も広いため、他の車種と比べると、洗車にかかる時間と労力が圧倒的に多いです。
洗車機のサイズ制限と傷に対する不安
家族が増えたことでコンパクトな車から乗り換えたオーナーも多く、「大きいけど洗車機は使える?」と迷う方がいるようです。
また、洗車機は傷がつくイメージが強く、洗車傷の不安を抱えるオーナーさんは多いです。
特にブラックの洗車には気をつかう
現行ノアは、「ホワイトパールクリスタルシャイン」「アティチュードブラックマイカ」をはじめとする7色、ヴォクシーは6色展開となっています。
人気のブラック系カラーですが、傷がつきやすく、水垢も目立ちやすいです。洗車も細心の注意が必要となり、メンテナンスが難しいです。

私もブラックのヴォクシーを所有していましたが、洗車にはとても気をつかいました
脚立は必須!ノア/ヴォクシーの洗車道具
ノア/ヴォクシーを洗車する場合、手洗い・洗車機に関わらず、脚立と大判の拭き上げクロスを用意することをおすすめします。
特に、脚立がないとルーフ全体を安全に洗うことは難しいです。
脚立
高さ:70 〜 90cm前後 / 天板サイズ:50cm 〜 100cm
※高さの目安:乗った時におへそとルーフが同じくらいになる高さ
大判の拭き上げクロス
柔らかく吸水性の高い素材 / サイズ:40cm × 40cm以上を推奨
洗車道具の選び方や注意点は、以下の記事で詳しく解説しています。
こちらを参考にしてください。
>> ミニバンの洗車方法と注意点
手洗い洗車の方法と注意点

手洗い洗車の方法は、以下の記事で詳しく解説していますので、こちらをご確認ください。
>> 手洗い洗車の基本はこちら
ノア/ヴォクシーは、一般的なミニバンの洗車方法に加え、細かい部分の洗い残しやすすぎ残しに注意しましょう。
特に、ヴォクシーはフロントグリルなどに隙間が多く、洗い残しやシャンプーのすすぎ残しが発生しやすいです。
洗車機も賢く活用!

一般的な洗車機のサイズ制限は、長さ5.2m以内、幅2.3m以内、高さ2.3m以内であるため、ノア/ヴォクシーで洗車機を使用することは可能です。
車体が大きく毎回の手洗いは大変です。洗車機のリスクや注意点を押さえて、無理せず賢く活用しましょう。
洗車機で傷つけずキレイに洗うコツは以下の記事で詳しく解説しています。
>> 洗車機の正しい使い方
洗車傷のリスク
最近の洗車機は、「スポンジ」など柔らかい素材のブラシを採用しており、傷がつきにくくなっています。
ですが、少なからず洗車機による傷はついてしまいますので、このリスクは理解しておきましょう。
特に次のカラーは色が濃いため傷が目立ちやすいです。

私のヴォクシー(ブラック)も2,3回洗車機を使用したら薄っすらと洗車傷がつきました…
濃いカラーは手洗いをメインとして、時間がない時は洗車機で洗うなど使用頻度を抑えるようにしましょう。
洗車後のケア
洗車後は、洗車場の拭き上げスペースでボディ全体の水分を丁寧に拭き取り、洗い残しがないか確認しましょう。
特にヴォクシーは、グリル形状が複雑なため汚れが残りやすいです。
グリルは樹脂やメッキ素材ですが、拭き残しがあるとシミや水垢となり簡単には落とせなくなります。拭き上げを丁寧に行いシミや水垢を防ぐことが大切です。
ブラック系を洗車する際の注意点

ブラックを洗車する際の注意点は次の通りです。
ブラックは洗車傷が目立ちやすく汚れも固着しやすいです。ブラックのヴォクシーを所有していた経験から、2週間に1度の手洗い洗車を推奨します。
曇りの日や早朝・夜間などの涼しいタイミングで洗車をすると、シャンプーや水分が乾いて汚れが固着するのを防げます。
手洗いが難しく洗車機を使用する場合は、洗車機による傷のリスクを理解した上で予洗いを徹底して行いましょう。
ブラック系カラーの悩みや解決方法は以下の記事で詳しく解説しています。
>>ブラックの洗車方法とキレイに保つ秘訣
コーティングで汚れや傷を最小限に
コーティングには傷のリスク軽減や汚れの固着防止など、ボディの塗装を保護する効果があります。
コーティング後も、定期的な洗車やコーティングのメンテナンスは必要ですが、洗車や傷に対するリスク軽減効果は大きいため施工をおすすめします。
コーティングについては、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひこちらも参考にしてください。
>>コーティングの必要性
忙しい!洗車の時間を確保するアイデア
ノア/ヴォクシーオーナーは子育てをされている方が多いと思います。日々、仕事や育児に追われて洗車まで手が回らないですよね。
私も平日は仕事、週末は子守や買い出しなど忙しくて洗車の時間確保に悩みました。

今でも試行錯誤ですが…
そんな悩みを解決するアイデアを以下の記事にまとめています。忙しくて時間がないと感じる方は、ぜひこちらの記事も参考にしてください。
洗車をマスターして愛車を長くキレイに
ノア/ヴォクシーを洗車する上で、理解しておくべき主なポイントは次の3つです。
洗車の手間や傷を気にしすぎるあまり、洗車をためらうことは避けたいです。
日々忙しい中、洗車が大変だと感じることもあるかもしれません。ですが、洗車は愛車をキレイに保つだけでなく、きっと愛車への愛着も深めることができると思います。
ぜひこの記事を参考に、あなたに合った方法を見つけて実践してみてください!
ミニバン共通の洗車方法と注意点や洗車の基本などは、以下の記事で解説しています。こちらもぜひ参考にしてください。