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【徹底検証】未使用車は本当に買ってはいけない?後悔しないための全知識

車選び
  • 未使用車(新古車)が気になる
  • 新車みたいにキレイなのになんで安いの?
  • 未使用車は買ってはいけないってホント?

未使用車(新古車)は、新車よりもやすいため、気になる方は多いかと思いますが、「買ってはいけない」との意見もあるため不安を感している方もいると思います。

未使用車とは、登録済みの中古車(誰も使用していない車)のことです。

この記事では、未使用車の疑問や不安を解消し、メリット・デメリットから賢い選び方までを、10台以上の車を乗り継いできた筆者の経験も交えながら解説します。

この記事を読めばわかること
  • 未使用車(新古車)のメリット・デメリット、新車や中古車との違い
  • 「買ってはいけない」と言われる理由と真相
  • 賢い車の選び方がわかります

誤解を解く!未使用車購入で「後悔しない」ために知っておくべきこと

未使用車(新古車)について調べていると、色々な情報が飛び込んできて、一体何を信じたらいいのか分からなくなりますよね。

「ほぼ新車なのに中古車扱いなの?」「展示車だったって聞いたけど、それって何か問題あるの?」と不安に思う方も多いはずです。

ここでは、未使用車(新古車)を購入して「後悔しない」ために知っておくべきことをお伝えします。

未使用車(新古車)の定義と、新車・中古車との違い

まずは、未使用車(新古車)の定義をハッキリさせておきましょう。

未使用車(新古車)とは?

登録済みであるものの、実際にはほとんど使用されていない(ほぼ新品)車両のことで、一般的には、ディーラーなどが販売目標達成のために、名義だけ登録したケースが多い。

「新古車」と呼ばれることもあるが、基本的に同じ意味

では、新車や中古車とどう違うのでしょうか?

「新車」は、まだ誰も登録していない新品の車

に対し、

「中古車」は、 登録されて過去に誰かが使用していた車

となります。

未使用車(新古車)は、この中間に位置付けられていて、登録はされているので「中古車」の扱いになりますが、状態は「ほぼ新車」ということで「未使用車」や「新古車」と呼ばれています。

なぜ「買ってはいけない」と言われることがあるのか?

「未使用車はやめとけ」なんて言葉を耳にすると、不安になりますよね。

では、なぜこのような声があるのでしょうか?

主な理由として、以下の点が挙げられます。

  • 中古車と混同されることによる品質への不安視
  • 完全に自分の理想の仕様ではないという不満

中古車と混同されることによる品質への不安視

「未使用車も結局は中古車でしょ?何か問題があるんじゃないの?」と、中古車全体のイメージと重ねて不安を感じる方もいます。

中古車の場合、前のオーナーの使用状況やメンテナンス履歴などが不明な場合もあり、中には、修復歴がある車両や、状態があまり良くない車両もあります。

よって、「中古車 = 品質が悪い」 と考え、未使用車も品質が悪いと感じてしまう方がいるようです。

しかし、未使用車は、実際にはほとんど使用されていなため、通常の中古車と比較すると品質は良いです。
この点が正しく理解されていないために、購入をためらう声があるのです。

完全に自分の理想の仕様ではないという不満

未使用車はすでに仕様が決まっているため、グレード、カラー、オプションなどを自由に選べる新車と比べると、ある程度の妥協が必要になる場合があります

例えば、新車は自分の好みに合わせて、内装の色や素材、ナビ、安全装備など、様々な選択肢の中から自由に選択することが可能です。

しかし、未使用車の場合は、既にメーカーや販売店によって仕様が決められているため、自分の理想と完全に一致する車両が販売されているケースが少ないです。

特に、ボディカラー、グレード、メーカーオプションといった製造時にしか決められないものは、後から変更できません
そのため、色やグレード、オプションに強いこだわりがある方にとって、未使用車は選択肢から外れる可能性があります。

私も未使用車の購入を検討しているとき、なかなか欲しい装備がついた車両を見つけることができず苦労しました

知っておけば怖くない!未使用車特有のリスクと注意点

もちろん、未使用車(新古車)にも、購入前に知っておくべき注意点や、特有のリスクがないわけではありません。

例えば、以下のような点が挙げられます。

車検・保証期間

新車と比べて保証期間が短くなっている場合があります。特にメーカー保証は、保証開始日が登録日となるため、既に登録済みの未使用車は保証期間が短くなります。
また、車検についても、初回車検までの期間は新車登録から「乗用車で3年」「貨物車で2年」と定められています。既に登録から日数が経過している場合、次回車検までの期間が短くなります。

車両状態

ほとんど使用されていないとはいえ、屋外で展示されている場合が多いため、傷(洗車傷など)や水垢などの汚れが皆無とは言えません。
非常にキレイな状態のものがほとんどですが、念のため、購入前にご自身の目でしっかりと確認することが大切です。

在庫の有無

基本的に、販売店にある在庫の中から選ぶことになるため、理想の仕様が見つからない場合があります。
グレード、オプション、ボディカラーなどは既に決まっているため、これらに強いこだわりがある方は、理想の車両を見つけるのに苦労するかもしれません。

これらのリスクや注意点をしっかり理解しておけば、過度に恐れる必要はありません。

徹底比較!未使用車のメリットと新車・中古車との違い

ここまで、未使用車(新古車)のデメリットについてお伝えしました。しかし、未使用車(新古車)には多くのメリットもあります。

ここでは、そのメリットを新車・中古車と比較しながら徹底的に解説します。

未使用車(新古車)のメリット

新車よりも安い価格で購入できる

新車価格と比べて10%~30%程度安くなることも珍しくなく、「少しでも安く、状態の良い車を手に入れたい!」という方にとって、これは最大のメリットであり、まさに理想的な選択肢です。

ほぼ新車同様のため品質が高い

走行距離が非常に短く、内装・外装ともに新車に近い状態です。「中古車はちょっと不安…」という方でも、安心して乗ることができます。

納車までの期間が短い

新車の場合、注文から納車まで数週間から数ヶ月かかることもありますが、未使用車(新古車)は既に販売店に在庫があるため、短期間で納車が可能です。すぐにでも車が必要な状況では、嬉しいポイントとなります。

新車のメーカー保証がほぼそのまま引き継げる

多くの場合、新車のメーカー保証をそのまま引き継ぐことができます。万が一の故障の際も、新車同様の保証が受けられるため安心です。
未使用車のメーカー保証については、カミタケモータースさんの記事で詳しく解説されていますので、気になる方はこちらもご確認ください。

新車・中古車との違いを徹底比較!あなたにとってベストな選択は?

ここまでの解説で未使用車についてご理解いただけたかと思いますが、結局、新車、中古車、未使用車(新古車)のどれを選択すれば良いか迷われている方もいらっしゃるかもしれません。

それぞれの特徴を比較してまとめましたので、こちらを参考に、あなたの予算、車の使い方、重視するポイントなどを考慮し、あなたにとってベストな選択を見つけてみてください。

新車・未使用車(新古車)比較

新車と未使用車で購入を迷われている方はこちらの比較表を参考にしてください。

項目新車未使用車
価格高い比較的安い
状態完全な新品ほぼ新品
(走行距離が非常に少ない)
選択の自由度非常に高い限定的
納期一般的に長い一般的に短い
保証フル保証ほぼフル保証
(保証残日数が少ない場合あり)
初めてのオーナー自分自分ではない

「予算に余裕があり、自分好みの車をじっくり選びたい」「最新モデルに乗りたい」「自分が初めてのオーナーという特別感が欲しい」という方には新車。
「ある程度は妥協できるので良い状態のものを早く手に入れたい」といった方には、未使用車が良い選択となるかもしれません。

新車・未使用車(新古車)比較

中古車と未使用車で購入を迷われている方はこちらの比較表を参考にしてください。

項目中古車未使用車
価格幅広い(年式、走行距離による)比較的高め(中古車の中では)
状態幅広い(使用状況による)ほぼ新品に近い
選択の自由度幅広い(市場に出回っているものから)限定的
納期比較的短い一般的に短い
保証様々(保証なし、または短い場合あり)ほぼフル保証(開始日が早い場合あり)
走行距離幅広い非常に少ない

「とにかく安く車を手に入れたい」「年式や走行距離にはこだわらない」「ある程度使用感があることは気にならない」という方には中古車。「そうはいっても比較的新しくて使用感がない方が良い」といった方には未使用車が良い選択かもしれません。

賢く選ぶ!未使用車で後悔しないためのポイント7つ

ここでは、未使用車(新古車)を購入して「後悔しない」ために、絶対に押さえておきたいチェックポイントについて解説します。

購入前のチェックポイント7つ

1. 新車の相見積もりを取る

未使用車のメリットは、新車同等の車両をより安く購入できる点です。

しかし、車種によっては新車と価格が大きく変わらず、税金などの諸費用を含めた新車価格と数万円程度の差しかない場合や、逆に新車よりも高くなる場合もあります。そのような場合、車検や保証の期間が短くなる分、新車の方がお得になることもあります。

未使用車が必ず安いとは限らないため、可能であれば新車との相見積もりを取ることをおすすめします。

筆者も以前、新車と未使用車の相見積もりを取った際、価格差が3万円程度で、登録から6ヶ月ほど経過していたため、新車を注文したことがあります。

2. 複数の販売店を比較し、価格や在庫状況を確認する

同じ車種の未使用車(新古車)であっても、販売店によって価格が異なることがあります。そのため、複数の販売店を比較検討し、少しでもお得に購入できる販売店を探すことが大切です。

インターネット検索で簡単に情報を収集できるので、まずはインターネット検索で気になる車両を見つけてから販売店へ行くのがおすすめです。

3. 走行距離を必ず確認する

未使用車(新古車)の最大の魅力は、走行距離が非常に少ない点です。必ずメーターを確認し、不自然なほど(極端に)少ない走行距離でないかチェックしましょう。

一般的に、走行距離10km以下の車両が多く、多くても100km以下が目安となります。

4. 車両の外装・内装に傷や汚れがないかチェックする

未使用車(新古車)は、ほとんどの場合非常にきれいな状態ですが、念のためご自身の目でしっかりと確認することが大切です。

特に、展示車として使用されていた車両は、不特定多数の人が触れている可能性が高いため、細かい傷や汚れがないか入念にチェックしてください。

もし気になる部分があれば、遠慮せずに販売店に確認しましょう。

5. 初度登録年月と保証期間の残りを確認する

未使用車(新古車)の保証開始日は登録日となるため、初度登録年月が古い車両は、新車と比べて保証期間が短くなっている可能性があります

また、初回車検までの期間も登録日に左右されるため、購入後すぐに車検を迎えるといった事態を避けるためにも、初度登録年月の確認は重要です。

安心してカーライフを送るため、購入前に保証期間と車検の残りの期間を必ず確認しておきましょう。

6. メーカー保証の内容(継承手続きの有無など)を確認する

上で解説した通り、未使用車(新古車)でも新車のメーカー保証がほぼそのまま引き継がれることが多いですが、念のため保証内容を詳しく確認しましょう。

保証を受けるためには手続き(継承手続き)が必要な場合もあるため、販売店に確認してください。

7. 過去の点検記録や整備履歴を確認できるか確認する

可能な限り、過去の点検記録や整備履歴を確認しましょう。

これは車両の状態を把握する上で重要です。整備記録には、過去の不具合や修理の履歴が記載されている場合があり、何らかの理由で新車で販売できず、整備した後、未使用車として販売されていることも考えられます。

購入後のトラブルを未然に防ぐためにも、販売店に依頼して整備記録を開示してもらうことをおすすめします。

快く開示してくれる販売店はアフターサービスも安心して任せられますね

まとめ

この記事では、未使用車(新古車)のメリット・デメリット、新車・中古車との違い、購入時の注意点を解説しました。

未使用車は、新車に近い状態でお得に購入できる可能性がある一方、新車・中古車とは異なる点があるため、購入前にしっかりと確認し、納得のいく条件で購入することが大切です。。

もしあなたが「新車は予算オーバーだが、中古車は不安」「早く良い状態の車に乗りたい」「お得に賢く車を手に入れたい」と考えているなら、未使用車(新古車)は有力な選択肢となります。

賢く選んで、最高のカーライフを始めましょう!!

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