車の買い替えや初めての売却をお考えの方の中には、「今の車をどうすれば高く売れるのだろう?」「売る際の注意点は?」といった疑問や不安をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
車の売り方には、ディーラーでの下取り、買取専門店への売却、個人売買、一括査定サイトの利用など、様々な選択肢があり難しく感じられますが、ちょっとした知識と手順を知っておけば、誰でも納得のいく価格で愛車を売ることができます。
この記事では、これまでに10台以上の車を乗り継いできた筆者の経験をもとに、あなたの愛車を最高額で売却するためのノウハウを解説します!

皆様にぴったりの方法を見つけるお手伝いができれば思います。
- 車の代表的な売却方法と、それぞれのメリット・デメリット
- 一括査定サイトを賢く活用して、愛車を高く売る方法
- 筆者の経験に基づく、高額売却のためのノウハウ
- 車の売却で損をしないために知っておくべき注意点
車の売却方法とメリット・デメリット
車の売却方法は、大きく分けて以下の4つがあります。
- ディーラー(販売店)での下取り
- 買取専門店への売却
- 個人売買
- 一括査定サイトの利用
それぞれの売却方法には、メリットとデメリットがありますので、皆様の状況や車の状態に合わせて、最適な方法が選べるよう、順に解説していきます。
1. ディーラー(販売店)下取り
- 次に購入する車の手続きと同時に売却手続きができるため、手間が少ない
- 販売店によっては、下取り価格の上乗せなどのサービスがある
- 買取専門店に比べると、買取価格が低めになる傾向がある
- 新しい車の購入が前提となるため、売却のみを考えている場合は不向き
ディーラーでの下取りは、新しい車の購入を検討している方にとって最も手軽な売却方法です。次に購入する車の手続きと、売却する車の手続きが同時に行えるため、手間をかけずに車を売却することができます。
ただし、買取専門店に比べると買取価格が低くなる傾向があります。
買取専門店への売却
- 専門の査定士が車の状態を適正に評価してくれるため、適正な価格で売却できる可能性が高い
- 様々な車種の買取に対応しているため、幅広い車を売却できる
- 買取業者が多数存在するため、競争原理が働き高額買取が期待できる場合がある
- 複数の買取店を回って査定を受ける必要があるため、時間と手間がかかる
- 買取店によっては強引な交渉をされる可能性がある
買取専門店への売却は、車の価値を適正に評価してもらいたい方におすすめです。
専門の査定士が、車の状態を丁寧にチェックしてくれるため、ディーラーでの下取りよりも高い価格で売却できる可能性があります。
ただし、複数の買取店を回って査定を受ける必要があるため、時間と手間がかかります。

友人が買取店を回っている時は、大変そうでした。交渉の電話もたくさんきていましたし…
個人売買
- 自分で価格を設定できるため、買取店よりも高く売れる可能性がある
- 消費税がかからないため、売却益を最大化できる
- 買い手との交渉や手続きをすべて自分で行う必要があるため、時間と手間がかかる
- 名義変更や贈与税といった各種税金の手続きなど、専門的な知識が必要になる場合がある
- 個人間の取引となるため、トラブルのリスクがある
個人売買は、少しでも高く車を売りたい方におすすめです。
自分で価格を設定できるため、買い手との交渉がうまくいけば、買取店よりも高い価格で売却できる可能性があります。ただし、買い手との交渉や売却の手続きをすべて自分で行う必要があるため、時間と手間がかかります。
また、個人間の取引となるため、トラブルが発生する可能性も高く、その点を考慮する必要があります。
一括査定サイトの利用
- 一度の申し込みで複数社の査定額を比較できるため、時間と手間を大幅に節約できる
- 複数の買取業者が競争するため、高額買取が期待できる
- 自宅にいながら査定を受けられるため、忙しい方でも利用しやすい
- 複数の買取業者から連絡が来るため、対応に追われる可能性がある
- サイトによっては、悪質な買取業者が含まれている場合がある
一括査定サイトは、効率的に車を高く売りたい方におすすめです。
一度の申し込みで複数社の査定額を比較できるため、時間と手間を大幅に節約できます。また、複数の買取業者が競争するため、高額買取が期待できるのもメリットです。
ただし、複数の買取業者から一度に連絡が来るため、買取業者との対応に追われる可能性が高いです。
車の高額売却を実現!一括査定サイトの仕組みと賢い活用術

近年、車の売却を検討する多くの方が利用しているのが、一括査定サイトです。ここでは、一括査定サイトの仕組みから、利用する上での注意点、賢く活用するための方法を解説します。
一括査定サイトの仕組み
一括査定サイトは、車の売却を検討しているユーザーが、複数の買取業者へ同時に査定を依頼できるオンラインサービスのことで、多くのサイトは無料で利用することができます。
ユーザーは、車の年式、車種、走行距離、車の状態などを提供し、その情報に基づいて複数の買取業者が査定額を算出し提示してくれます。
それらを比較検討することで、最も高い価格で車を売却できる仕組みとなっています。
また、複数の買取業者との交渉を効率的に行えるため、時間と手間を大幅に削減できるというメリットもあります。
一括査定サイトの注意点
一括査定サイトを利用する際には、以下の5つの点で注意が必要です。
- 複数の査定額を比較する
最低3社以上の査定額を比較し、最も高い査定額を提示した業者を選びましょう。1社だけの査定額で判断してしまうと損をしてしまう可能性があります。 - 査定額の有効期限を確認する
査定額には有効期限がある場合が多いので、必ず期限を確認しましょう。期限切れになると、査定額が変動してしまう可能性があります。 - 車の状態を正確に伝える
査定額は車の状態によって大きく変動するため、傷や故障箇所などは正直に伝えましょう。状態を偽ると、後でトラブルになる可能性があります。 - 信頼できる買取業者を選ぶ
事前に業者の評判や口コミを確認し、信頼できる業者を選びましょう。悪質な業者を選ぶと、不当に安い価格で買い取られる可能性があります。 - 個人情報の取り扱いに注意する
査定依頼時に個人情報を入力するため、信頼できるサイトを選び、プライバシーポリシー等を必ず確認しましょう。個人情報の取り扱いがずさんなサイトを利用し悪用されることが無いように注意してください。
一括査定のデメリットを解消した「MOTA」
一括査定サイトは、複数の買取業者から査定を受けられるため、売却する車の相場を把握しやすく、より高い価格での売却が期待できます。
その反面、複数の買取業者とのやり取りが発生するため、「多くの業者からの電話対応に追われる」「条件交渉を業者ごとに行う必要がある」などのデメリットもあります。
これらの一括査定サイトのデメリットを解消し、ユーザーがよりスムーズに車を売却できるようサポートしてくれるのが、「MOTA」さんの買取サービスです。

筆者もおすすめの一括査定サイトです
MOTAさんでは、ユーザーが全ての買取業者と直接やり取りする必要がなく、高額査定を提示した上位3社とのみ交渉を進めることができます。これにより、ユーザーは時間と労力を大幅に節約しながら、車の売却を進めることが可能です。
MOTA車買取の特徴

MOTA車買取には、主に次の3つの特徴があります。
- 最短3時間で、最大20社の査定結果をネット上で確認できる
- 電話でのやり取りは、高額査定の上位3社のみ
- 買取店が上位3社に入るために競うため、査定額が高くなりやすい
そして、最大の魅力は、これまでの車買取一括査定にはなかった、【電話でやり取りするのは高額査定の上位3社のみ】点です。
従来の車一括査定サービスでは、登録直後に多数の買取店から電話が殺到していました。その結果、対応に疲弊てしまい、「十分に比較検討できないまま販売店の言い値で手放してしまった。。。」という経験がある方も少なくないのではないでしょうか?

都市部に住んでいた頃、他社のサービスを利用して、登録直後に7社から電話が来たときは驚きました。。。
MOTAのサービスを利用することで、このデメリットを解消※1し、よりスムーズかつ有利に車を売却することが可能です。
さらに、買取業者は上位3社に選ばれなければ買取交渉に進めないため、競争原理が働き、自然と高額査定が出やすくなります。
実際、下取りと比べると平均で30.3万円※2も査定額が高くなるようです!!
筆者もおすすめのサービスですので、売却を検討の方、愛車の価値を知りたい方はご利用してみてはいかがでしょうか?
※1 上位3社からの電話はあります。
※2 MOTA実施アンケートより。回答数3,645件(回答期間:2023年6月~2024年5月)
高額売却を実現するためのノウハウ
一括査定サイトを賢く活用することで、高額売却を実現できる可能性が高まります。
ここでは、さらに高額売却を目指すためのノウハウを、10台以上の車を乗り継いできた筆者の経験をもとに紹介します。
- 車の状態をできる限り良くする
洗車や車内清掃は査定士に好印象を与え、査定額アップにつながる可能性があります。また、小さな傷や凹みを補修をしておくことで、修理代以上の査定額アップにつながる可能性もあります。 - 純正オプションをアピールする
サンルーフや本革シートなどの純正オプションは、後付けオプションよりも高く評価され、査定額を上げる要因になります。 純正オプションをつけている方は、確実に伝えるようにしましょう。 - 売却時期を選ぶ
車の需要が高まる1~3月や9~10月は、買取業者が在庫を確保したいと考えるため、高額売却が期待できます。 急ぎでない方は需要の高まる1~3月や9~10月を狙うと良いでしょう。 - 複数の買取業者と交渉する
複数の買取業者を競合させることで、より高い査定額を引き出せる可能性があります。可能であれば3社以上の買取業社を比較するようにしましょう。 - 車検の有効期限が残っているうちに売却する
車検の有効期限が近いと、買取業者が再販しにくいため査定額が下がる傾向があります。車検の有効期限に余裕のある方は、早めに検討を始めるのがおすすめです。 - 人気のカラーは高く売れる傾向がある
白や黒などの人気のカラーは、買取業者が再販しやすいため高く評価される傾向があります。車種にもよりますが5万円〜10万円ほど変わる場合もあります。
こちらは購入時のノウハウですが、色にこだわりがない方は、白や黒を選ぶと売却時に有利です!!
車の売却で損をしないための注意点

車の売却は高額な取引になることが多いです。そのため、損をしないために注意すべきポイントを解説します。
悪質な買取業者に騙されないための対策
車の売却では、悪質な買取業者に騙されるケースも報告されています。以下の点に注意して、トラブルを未然に防ぎましょう。
- 相場とかけ離れた高額査定に注意する
相場を大きく上回る査定額を提示してくる業者は注意が必要です。 そのような業者は、後から様々な理由をつけて減額を要求してくる可能性があります。
例えば、「車の状態が査定時と異なっている」「市場価格が変動した」など、不当な理由で減額を迫ることがあります。
また、高額査定で客を引きつけ、契約を急がせる手口も存在します。 消費者を冷静に判断させないまま契約を結び、後でトラブルになるケースも少なくありません。 相場を把握しておくことは、悪質な業者を見抜く上で非常に重要です。 - 契約書の内容をしっかり確認する
契約書は、売買契約における最も重要な書類です。 契約書に記載されている内容をよく確認し、不明な点や納得できない点があれば、必ず質問して解決するようにしましょう。
特に、支払い条件、名義変更の時期、車の引き渡し時期、契約解除に関する条項などは、後々のトラブルを防ぐために重要なポイントです。
口約束だけでなく、契約書に明記されていることを確認することが大切です。
また、契約書にサインする前に、第三者(家族や友人など)に相談することも有効です。 第三者の意見を聞くことで、契約内容の問題点に気づくことができる場合があります。 - 名義変更が完了したか確認する
売却後、名義変更が完了したかどうかを必ず確認しましょう。 名義変更が完了していないと、自動車税の請求が届いたり、 交通事故が起こった場合に名義が変更されていないと、責任を問われる可能性もあるようです。
名義変更が完了すると新しい車検証が交付されまので、新しい車検証を提示してもらうか、もしくは、買取業者に名義変更の完了証明書を発行してもらうといったことも有効な手段です。 - 強引な契約はしない
納得できない条件での契約は、絶対にしないようにしましょう。「今決めないとこの価格では買い取れない」「他の客が待っている」などと言って、消費者を急かすような場合は、注意が必要です。 強引な契約は、後で後悔する原因になります。 納得できない条件での契約は、きっぱりと断るようにしましょう。 クーリングオフ制度を利用できる場合もありますが、条件によっては適用されないこともあるため、契約は慎重に行うようにしましょう。 - 業者の所在地や連絡先を確認する
実店舗がなく、連絡先が携帯電話のみの業者は避けた方が賢明です。これらの業者は、トラブルが発生した場合に連絡が取れなくなる可能性が高く、泣き寝入りせざるを得なくなるケースがあります。 業者の所在地や連絡先は、インターネットや電話帳などで確認できますので、必ず確認するようにしましょう。
車の売却後のトラブル事例と対処法
車の売却後にも、以下のようなトラブルが発生する可能性があります。
- 売却後に車の故障が見つかった
売却後の車の故障については、基本的に売主の責任は問われませんが、事前に車の状態を正確に伝えておくことが重要です。
例えば、売却前に車の不具合に気づいていたにもかかわらず、それを隠して売却した場合、後日、購入者から契約不適合責任を追及される可能性があります。
契約不適合責任とは、引き渡された車が契約内容に適合しない場合に、売主が負う責任のことです。 購入者は、売主に対して、損害賠償請求や契約解除などを求めることができます。
そのため、車の状態は、小さな傷や凹みだけでなく、エンジンやブレーキなどの重要な部分についても、正直に伝えるようにしましょう。 口頭だけでなく、書面にも記録を残しておくことが重要です。 - 売却代金が支払われない
売却代金が支払われない場合は、まず、買取業者に支払いを催促しましょう。 支払いが遅れている理由や、いつ支払われるかなどを確認します。
内容証明郵便で支払いを請求することも有効です。 それでも支払われない場合は、弁護士や司法書士に相談することも検討しましょう。 弁護士などに依頼することで、法的手段による請求が可能になります。
なお、自動車売買契約書などの関連書類は、大切に保管しておきましょう。 これらの書類は、弁護士などに相談する際に必要になります。
これらのトラブルを避けるためにも、信頼できる買取業者を選び、契約書の内容をしっかり確認することが大切です。
まとめ
車の売却は、人生において数少ない大きな取引です。だからこそ、正しい知識と準備が必要です。
この記事では、車の売却方法の種類、一括査定サイトの活用法、売却で損をしないための注意点をご紹介しました。
車の売却を検討している方は、この記事を参考に、あなたの状況に合った売却方法を見つけてみてください。

この記事が、皆様のお役に立てれば幸いです